人権じゆうりん職権乱用 事実調査報告書
同志社学生新聞局 ほか 編
1952(昭和27)年/冊子
1.000円  A5判(148×210ミリ)/32頁 新聞記事付き
同志社大学の昭和27年三大事件(北川博士ショック死事件・同志社大トラック事件・7.2不法逮捕捜査事件)の事実調査報告書。編集 は同志社救援会、発行は同志社学生新聞局新聞部。ここで「北川博士」といわれている北川彰はキリスト者の開業医・医学者。長女 さくらは同志社大文学部3年在学。さくらは破防法反対運動で逮捕され、彰は娘の釈放運動に起ち上がっていた。
名士名家の夫人
須藤靄山(愛司)著
1910(明治43)年/大學館 発行
3,000円  四六判(128×188ミリ)/222頁 口絵4枚を含む。
明治期の名士とされる約130人の、その夫人の人となりを網羅している。名家たるには、妻女は才や美だけでは不足であり、 「家を守り子女を育てる」特殊の実歴がなければならないと主張する。当時の立身出世観・良妻賢母観・家族国家観を全面 的に体現した出版物。維新の元勲はもとよりだが、明治期にどのような家が「名家」と数えられていたかも窺える。定価25銭。
第三帝國の思想
石田友治(益進會同人)編
1915(大正4)年/冊子
2,800円  四六判(128×188ミリ)/合計252頁
ここでの「第三帝国」とは、ナチスではない。大正2年(1913)に宗教家・石田友治が万朝報記者・茅原華山とともに創刊した、 大正デモクラシーを代表する雑誌の誌名。その思想内容を紹介した冊子が本書。「霊肉一致」を主唱した文芸思潮的な概念であり、 政治上は民本主義・反植民地主義・小日本主義。執筆陣に堺利彦・大杉栄・平塚らいてう・伊藤野枝ら、読者に鈴木茂三郎や宇野弘蔵ら。
勞働運動者の棚おろし
無名隠士 著
1920(大正9)年/白水社 発行
2,000円  四六判(128×188ミリ)/224頁
大正デモクラシーの一環として労働争議が盛んとなると、東京・白水社が運動への啓蒙のためのパンフレットを発行。労働者の携行に 便利なようにか縦長変形で製本している。文章のセンテンスも短い。「マッチの火で鉄は溶けない」というのが主旨。鈴木文治・高野 岩三郎・尾崎咢堂・河合栄治郎・森戸辰男・河上肇・吉野作造ら、大正デモクラシーを彩った人々への手厳しい寸評も載せている。定価85銭。
永續農家に關する研究
松田延一 編
1943(昭和18)年/東亜農業研究所 発行
2,000円  A5判(148×210ミリ)/110頁
「永続農家」とは部落の中核となるような旧家、あるいは中堅的自作農の農家のこと。昭和18年11月に東京で開催された「大東亜会議」 にあわせ、日本農家の生活史を東亜共栄の原理とするべく、岩手から大分まで9県の代表的篤農家を集めて座談会を開いた。東亜農業 研究所からも所員が聞き取りに参加しているが、その中に戦後のマルクス経済学者・大内力がいる。
越後六齋市の研究
桑原正信 著
1943(昭和18)年/京都帝国大学農学部農林経済学研究室 研究叢書第四号
2,800円  A5判(148×210ミリ)/120頁
「六齋市」は封建時代に形成された定期市で、越後国(旧・新潟県)の平野部では明治以降も20数カ所で営まれていた。その 交換経済としての機能、農民経済に果す役割、地方小都市形成の触媒など、この地域の自然と文化にとって「六齋市」とは何か を考察する。巻末に「越後市場史年表」を付す。

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